たーのしー
初めての基板設計
基板を起こすというのも、中国の業者とかに発注すれば誰でも安価にできるようになったものの、なんかとっつきにくく食わず嫌いでいました。
そんな時に見つけた、良い勉強会。死ぬ前に基板を起こしてみたいので、死ぬ気で参加してきました。
場所は2k540 AKI-OKA ARTISAN内の秋葉原でふわっふわのパンケーキが楽しめるカフェ|Cafe ASAN(カフェ アサン)さん
ちょうど秋葉原の御徒町の真ん中。JRのガード下に作られたオシャンでアートなエリア。そこにあるCafe ASANさんで開催。
店内にはハンモックもあり、かなりオシャンティー度が高く、居心地もいい感じ。後日改めて行ってみたいカフェです。
ハンズオン開始!
今回はハンズオン形式。ある程度設計できているファイルを頂き、それに設計やらを追加していくスタイルでした。
で、今回の勉強会で欠かせないソフトがKiCad。完全無料で、オープンソースのCADソフトです。ネット上の情報量も多く、機能も充実しているらしく、メジャーな無料CADソフトのひとつらしいです。
http://kicad-pcb.org/kicad-pcb.org
ちなみに、他にもフリーのCADソフトはいくつか有るようで、
- Eagle
- Design Spark Electrical
- CADLUS X
こういうのもあるようです。ハンズオンの内容はかなり端折りますが、基本的にはこんな感じで基板を設計していきます。
- サイズ・機能を決める
- 必要な部品を決める
- 回路図を考える
- 配線図を考える
まぁ、何はともあれ、どんな基板を作りたいかを具体化する必要があります。また、基板を発注する際に、基板サイズによって値段が大きく変わるため、基板サイズも重要なファクターになってきます。逆に基板を小さくしすぎると、パーツのはんだ付けが厳しかったりするので、そのあたりの兼ね合いも重要そうです。また、部品も、表面実装なのか、普段見慣れてる足が生えているパーツなのかにもよって、必要なスペースやはんだ付け難易度が変わるので奥が深いです。
回路図・配線図がたーのしー
いやー、これが楽しいんですよね。
まず、回路図を考えるわけですが、懐かしいオームの法則とかキルヒホッフの法則が蘇るような感じ。実装したいパーツを選んできては、シート上に配置して、結線をしていきます。あまり本質ではないですが、綺麗に回路図をかけたときとか、本当にゾクゾクします。
次に、配線図。こちらはまさにピタゴラスイッチ的な感じ。何処に部品をおけば配線できるかとか、いかにスマートに配線するか、ショートしないか、などかなり頭を使う反面、こちらも綺麗にできたときの達成感は堪りません。
また、3D表示もできるので、実装後のイメージもつかみやすいし、なにより、これが無料でできるということにも感動します。
控えめに言って、くっそ楽しい。やばい。 #dotstudio #cafeasan
— ポキオ (@pokiiio) 2017年3月30日
そういうことです。
意外と基板作成を発注しても安い!?
中国の業者に頼んでも$20くらいのオーダーでできるそうです。ちょっと試しに基盤作ってみたくなってきました。何作ろうかな・・・!KiCadとにらめっこする日々が始まりそうです。