子育て2.0感。
以前はGoogle Homeを喋らせる仕組みを作りました
言うことを聞かない娘のために、Google HomeからTextToSpeechで、鬼を召喚して懲らしめる仕組みをgoogle-home-notifierを使って構築しました。意外と鬼っていう存在は、子供にとって脅威らしく、効果覿面であったわけです。
Actions on GoogleとDialogFlowでGoogle Homeアプリを作る
とはいえ、前回作ったものは、スマホなどからトリガーを与えないと喋ってくれないというものでした。また、トリガーの部分も工数都合でちょっとめんどくさい感じでした。これを音声発話をトリガーにできればと思い、今回はGoogle Homeアプリを作ってみました。
Google Homeアプリと言っても、無料で簡単に作れます。ざっくり概要を紹介すると、こんな感じ。ツール類を行き来しなければならないですが、UIも洗練されているし、エミュレーターも優秀で、デプロイも簡単ですぐに実機で試せるのがいいですね。
実際に作ってみる
Google Homeアプリ(赤鬼さん)を召喚し、娘のやだやだを報告すると、赤鬼さんがシメの一言を言ってくれる簡単なアプリを作ってみます。
まずはDialogflowでアプリを設計していきます。
「(娘の名前)が言うこと聞かないんだけど」って赤鬼さんに報告すると、赤鬼さんがレスポンスしてくれるようにしたいのですが、娘の呼び方は気分によって変わるので、そのゆらぎをエンティティで吸収させる必要があります。Dialogflowでは、そのゆらぎを予め設計することができるので、あだ名とかよく使う呼び名をたくさん登録しておきます。
次に、どういう報告を赤鬼さんにするかをインテントという形で登録します。今回は、「お風呂に入らない」「ご飯を食べない」「寝ない」「言うことを聞かない」という4点セットを登録しました。
そのインテントで、どういうレスポンスを返すかというのも登録します。今回は決め打ちのセリフを何パターンか覚えさせておきます。
ある程度アプリの設計ができたら、Actions on Google上でアプリの設定をします。まずは、アプリを呼び出すためのフレーズを設定します。今回は「赤鬼さんにつないで」というフレーズにしました。なんかそれっぽいですよね。
ある程度設定が済んだら、エミュレーターで動かしてみます。はいはい、いい感じ。
実際に使ってみた
今回はかんたんなアプリでしたが、あたかも鬼と会話してるかのように装うことができるので、娘もちょっとビビってました。ちょっとTTSの精度が悪く、ロボット感がある喋り方でしたが、まぁ無料なので気にしないことにします。
とりあえず、大成功!