本当にオトクなのか?便利なのか?
オトクなキャンペーン?
三井住友カードのキャンペーンを見つけた。スマホのタッチ決済で対象路線に乗ると、最大7〜8%のVポイントが還元されるというものだ。
「これは試してみるしかない」と思い、翌朝の通勤で使ってみることにした。
朝、最寄り駅に着いてから気づいた。いつもと違う改札機を探さなければいけない。クレジットカードのタッチ決済に対応している端末は、すべての改札機にあるわけではないのだ。
スマホを持ったまま、改札の列を横目に対応機を探す。朝の通勤時間帯にこれをやるのは、思ったより面倒だった。
7%還元の「実態」を少し計算してみた
横浜駅まで乗って、ポイントが付く。それ自体はうれしい。ただ、少し気になることがあった。
クレジットカードで乗車した場合、運賃はIC乗車券(PASMOなど)の割引運賃ではなく、通常の乗車券価格になる。ICと比べると数円〜十数円高くなる区間もある。7%の還元がそこに乗っかるので、単純にお得とは言いきれない部分がある。
それから、京急にはリピートポイントという仕組みがある。同じ月・同じ運賃区間をPASMOで乗り続けると、乗車回数に応じて還元率が上がる。8〜15回で3%、16〜23回で6%、24回以上になると10%だ。
私はテレワークと出社のハイブリッドで、週3出社くらいのペースで働いている。片道ずつカウントされるリピートポイントの仕組み上、月の乗車回数は15〜18回程度に収まることが多く、6%の段階で止まる可能性が高い。そうなると、三井住友カードの7%還元と大差ない、あるいは逆転されるラインに入ってくる。単純な損得だけで見れば、PASMOのままのほうがわずかに有利かもしれない。
それでも試す意味はあると思う
ではクレジットカード乗車は損か、というと、そうとも言いきれない。
たとえば、三井住友カードには年間利用額に応じて特典が変わる仕組みがある。いわゆる「修行」として、カードの利用実績を積みたい場面がある。そのために毎日の通勤運賃をクレジットカードに流す、という使い方は合理的だと思う。ポイント還元の損得より、年間特典の条件達成を優先するなら、交通費はいい「積み上げ先」になる。
私はひとまず、PASMOに戻すつもりでいる。週3出社の自分には、リピートポイントで6%を狙うほうが手間がなくて合っている。
ただ、一度はやってみてほしいと思う。改札でスマホをかざして乗る体験は、PASMOとは少し違う感触がある。何より、自分の通勤がどの還元ルートで最適化できるかを考えるきっかけになる。クレジットカードの修行を検討しているなら、交通費から積み上げる選択肢として頭に入れておいて損はない。