メモ書き。
japan-android-group.connpass.com
いまさら聞けないIoTの基礎とビーコン規格
会場:川崎市産業振興会館(9階第3研修室)
- 京急川崎駅から歩いて5分くらい
- いわゆる地区の建物と言った感じ、すこしお硬いイメージ
- プロジェクターで投影している画面が小さくて辛い
- 年齢層高め、スーツ率高い
- 某弊社社員も数名
- 19時スタートだったが、結構ガラガラ
講師の鈴木さん
http://www.houwa-js.co.jp/index.php/ja/www.houwa-js.co.jp
IoTとBLE
Bluetoothのバージョン
バージョン
- 3.0からHigh Speedが登場したが、ほとんど使われていない
- 4.0からBLEが登場、低消費電力(いまはこれがメジャー)
BLE(Bluetooth Low Energy)
用語
Bluetooth SIG(Special Interest Group)の方針はころころ変わる
実環境での話
iBeacon
- 2013年に登場
- Apple独自のフォーマットでデータを送信するデバイス
- OSがiBeaconの電波を受信する
- 送信間隔が100msのため消費電力が大きい
- 72時間後も同じデータを送信していることが規定されている
- たまに送信間隔をのばしているものがあるが、いつBANされるかわからない
Linking
- NTT docomoが主体で進めている規格
- Linking対応デバイスと対応アプリをつなぐLinkingアプリが存在する
- デバイスに連動してアプリにデータを送ったりできる
- アプリはAPI、デバイスメーカーは規格にそって作成すればいい
- BLEでは種々のセンサー類との通信向けにプロファイルのようなものが予め規定されている
- アドバタイズの送信間隔を決められるので低消費電力
- アドバタイズもペアリングもできる
Eddystone
- 2015年に登場
- もとは2014年に登場したPhysical Web
基本的にアドバタイズのみ
フレームタイプ
- TLM:バッテリー情報の送信(IDがないので、UIDなどと組み合わせて使う)
- UID:ユニークなIDの送信(iBeaconと同様)
- URL:URLを送信(Chromeが対応、専用アプリ不要)
- EID:暗号化されたデータを送信
HomeKit
- 2014年にAppleが発表
- 電気・鍵・暖房などをコントロール
- 最初は暗号化がなかったので、他人のデバイスをコントロールできてしまった
その後、暗号化対応などが行われた(未だにゆるいそう…)
MFiに参加できた会社のみが仕様が見られる、参加しないとデバイスが作れない
アドバタイズはできるが、存在していることを伝えるだけ
Ucode
- 国土地理院が主体で進めている
- Beaconで緯度・経度・高度を伝える
- 国土地理院に場所を申請すると、IDが振られてその場所の位置情報が送信できる
- 申請できる企業は限られている
- 送信間隔は柔軟に設定できる
ポイント
- アドバタイズ送信間隔が短いと消費電力が多くなる、規格で決められていると変更できない
- アドバタイズは誰でも受け取ることができる、セキュリティを気にするのであれば暗号化に対応している方式を選ぶこと
- データの送受信を行うのであればペアリングができる方式に絞られる
その他の規格
- LINE Beacon(2016年〜)
CSRmesh (2014年〜)
Bluetooth IPS Bluetooth 4.2/5.0
- IPv6をサポートして、通信できるようにした
- GW・Router・Nodeかななる
- GWやRouterではRAMが大量に必要になる、消費電力も高くなる
実動作時の問題、ビジネスの話など
電池駆動は低温に弱い(乾電池で0度以上、リチウムで-15度以上)
赤字になることが多い
- 駅に納品しても赤字(ビーコンひとつひとつは安価で、個数も出ないため)
- 工場への納品の場合、ユースケースによっては社員一人一人にビーコンをもたせたりする上に、工場も何箇所かあると、ビーコンの納品数も上がり儲かりやすい
- 従業員の移動のムダを発見すると、即生産性に直結するケースが多い
- ただし、工場に納品しても、その企業のプレスリリースに乗るわけではないので宣伝にならない
- 農業はあまり儲からない、露地栽培ではセンサーの必要性があまりないらしいのと、富◯通がやりつくしているらしい
実際のデバイス
様々なビーコン。
送信間隔が短い規格や、そういったビーコンは消費電力が大きくなるため、バッテリーを増やしたり大きくしないと、数年オーダーで動作することが難しくなる。
基本給電無しで動くが、照度が足りない際はボタン電池で駆動する。