スワイプできる椅子。
tl;dr
静電容量センサーと導電糸の組み合わせ
もともと静電容量センサーをつかったユーザーインターフェイスをもったガジェットを作っていました。触ったりすることで、何かのトリガーとなり得るなと確信を得ていたわけです。
今回、この静電容量センサーに導電性の糸を組み合わせて、糸を縫い込んだ布をさわることを検知し、普段使っているホームオーディオシステム「Sonos」の曲送りができないか、やってみました。
全体の構成
今回は、テレワークで使っているアウトドア用の椅子をハックしていきます。
この椅子のサイドのポケットに、導電性の糸を縫い付けて、スワイプを検知できるようにしていきます。
スワイプは静電容量センサーMPR121とマイコンボードESP8266を使って検知します。
MPR121 BREAKOUT V12近接容量検出器タッチセンサーモジュールI2C
- メディア: エレクトロニクス
スワイプを検知したあとは、ESP8266からenebular・IFTTTを経由してSonosスピーカーの制御を行います。
かんたんに曲送り可能に
テレワークでSonosで音楽を聞きがちなんですが、テレワークで使っている椅子がSonosのリモコンとして使えるようになり、かなり便利になりました。
また、あえてenebularを経由してIFTTTにアクセスさせることで、急なロジック変更時もマイコンの実装を変えることなく、enebularのフローを変えるだけで変更するだけなので臨機応変に対応することができるのでいい感じです。